【アフター5のラブアフェアー】

通勤着のパンツスーツには似つかわしくない濡れた唇が目の前にあった。
ブラウス越しに柔らかなバストを揉みしだき、ルージュに光る唇を奪う。
男が舌を差し入れると、女はそれに応えてよく動く舌をからめてきた。
男が舌を突き出すとその舌をまるでフェラするように、舐め吸いを止めようとしない。

「今日はいやに積極的じゃないか」
「だって、2週間もまたされたから・・・」
真っ白なシャツブラウスのボタンをはずし、ブラの中に手を滑り込ませた。
案の定、乳首はピンピンにしこっている。

「乳首、勃起してるよ」
「だって今日排卵日だから・・・」
左の乳首を弄りながら、右の乳首を吸ってやる。
排卵日前後に無性に欲しくなると言うこの女は、女の生理に正直なのだ。

「い、いいわ、とっても・・・」
「下も触って・・・」
女はそう言って、男の手を自分の下半身に導いた。
秘肉の合わせ目に手をやると、ヌチャという音とともに愛液が指に纏いつく。

「もうこんなになっているよ」
「あなたに会うことを考えて、昼間から濡らしていたの」
「我慢できなくて、トイレでオナニーしたわ」
真面目そうにデスクに向かいながら、女だってセックスのことばかり考えているのだ。
男は女が3点攻めに弱いことを知っている。

「いつものあれしてあげようか」
女は黙ってコクリと頭をさげた。
まず薬指の先を細かく震わせクリットを愛撫し、女の反応を見ながら膣口に中指を差し入れる。入り口の少し抵抗のあるコリッとしたところで指を止める“焦らすような愛撫”。女が待ちきれずに指を欲しがる仕草を見せたら初めて指を奥に伸ばし、恥丘の裏側にある凹み=Gスポットをこねるように刺激する。さらに人差し指はアナルに這わせ女の羞恥心を煽る。
2週間の禁欲生活を強いられていたせいか、女の身体は短兵急に反応した。
クリトリス〜Gスポット〜アナルの3点同時攻めに、女は膣に差し入れられた中指をしゃくりあげるように腰を使う。

「だ、ダメ。い、いっちゃう」
女は体を前後にガクンガクンと律動させ、立ったまま果てた。
快楽の余韻を味わうように床にしゃがみこんでいた女が顔を上げ、男を見つめた。

「今度は私にさせて」
男の前にひざまづき、ブリーフを突き上げている剛直を撫でさすり、いとおしむように頬ずりする。

「いつもより大きいみたい」
女はブリーフを脱がし肉棒を両手でそよぐように愛撫しながら、玉袋に舌を這わす。
丸く円を描くように玉袋を舐め上げた後、袋ごと口に含みそのまま睾丸を舌でレロレロと転がす。
玉袋への口唇奉仕を続けながら、女は男の尿道口から漏れ出た我慢汁(カウパー氏腺液)を指に塗りつけ、水道の蛇口を回すように亀頭全体を愛撫する。ヌルリとした感触の5本の指の動きに男は唸り声を上げた。

「こんな愛戯をどこで覚えたのか」
男は女の性長ぶりを感じながらその愛戯に身を任せていた。
睾丸とペニスを交互に刺激され、亀頭はひとまわり大きく張りきっていた。
と、いきなり濡れた唇が雁首を捉えた。
口一杯ペニスをほう張りながら、裏筋に舌を押し付けるようにして舐め上げる唾液たっぷりの抽送。ジュブジュブと唾液が嫌らしい音を立て唇が上下する。
2週間お預けにされていた口唇欲求が女をメス犬に変えた。
女は、3点攻めで行かされたお返しとばかり、ペニス〜玉袋〜蟻の戸渡りに熱心に口唇を使った。
男は自分の股ぐらを這い回る女の舌先と唇の感覚に、働く女のセックスの奔放さと欲求の強さを感じていた。
女は鼻を鳴らし、いとおしげに肉棒を吸い、咥え、しゃぶり、舐めまわしている。
しびれるような快感とともに男の精通が近づいていた。(了)
 

2015 東急沿線の従順な人妻たち All Rights Reseved